なぜ資産形成が必要なのでしょうか。人口の減少と高齢化が加速する中、「人生100年」の時代を迎え、公的年金などの社会保障制度が、徐々にほころびを見せ始めていることが大きな理由です。
　1990年代末以降「貯蓄から投資へ」を合言葉に、2001年に確定拠出年金、2014年には少額投資非課税制度（NISA）が導入されたものの、個人の金融資産の過半は預貯金が占める傾向に、あまり変化はみられません。金融庁が2016年に実施した調査では、投資は必要だと思うのに投資しない理由として、「まとまった資金がない」との回答が7割を占めました。
　一方、2017年には個人型確定拠出年金（iDeCo）の加入対象が拡大され、2018年からつみたてNISAが始まるなど、一般の生活者が少額から無理なく投資するのに有利な環境が整いつつあります。しかもこれらの制度は、安定した資産形成に有効とされる「長期・分散・積立投資」とよく馴染むのです。
　そもそも投資とは、相場で勝負することではなく、誰もが再現性を持って実行できる、お金をじっくり育てる行為のこと。本セミナーでは制度活用時のポイントをお伝えし、投資経験が浅い方でも、思わずニンマリしながら資産形成に一歩を踏み出せるようになることを目指します。

講師　松村　勝宜

開催日　平成３０年１月２７日（土曜）
時間 　　１５時１０分～１７時１０分
会場　　エルおおさか　本館１０階研修室５（地図)
認定単位 　 ２単位 **FP継続教育単位認定講座**
科目 　 　　金融
受講料　　　３，０００　円（税込）