住宅ローンの見直しの場合:
住宅ローンの支出は金利によって大きく変化します。
そして住宅ローンの金利は一般的に固定金利よりの変動金利方が金利が低く、固定期間が短いほど金利が低くなります。
ですので、変動金利や固定期間の短い固定金利を利用すれば一時的には支出を減らすことができます。
しかし、家庭によっては、「今の支払いをとりあえず安くしたい」「将来の支払いの金額が変わない方が安心」「子どもの教育費の負担がある間だけは支払いが増えないようにしたい」などニーズが異なります。
また、時期や金融機関によってはキャンペーン金利や金利優遇などがあり、同じタイプの商品でも金融機関によって大きく異なることがあります。
単純に「支払いを安くする」だけでなく、これからの生活の予定やイベント(ライフプラン)をしっかりふまえた見直しが必要なのです。
保険の見直しの場合:
保険は「もしも」の時の支出の増加、収入の減少に備えるものです。極端に言えば、「普通の生活では役立たず」で、お金(保険料)だけ取られています。
保険の見直しで家計への負担を小さくするには、加入している保険を解約してしまうのが一番効果があるでしょう。しかし、保険をやめてしまった結果、もしものことが起こってしまえば大変なことになってしまうかもしれません。
ですので、保険の見直しを行なう時には、あなたにとって不要な保障を取り除くことで、支出を減らすことが大事になります。
そのためには、どんな「もしも」があるのか?そのときにどれだけの費用が必要になるのか?いつまでその保障が必要なのか?などが大事になってきます。
また、見た目には同じ保障であっても、何年後かには、保障がなくなってしまったり、保険料が上がってしまって、結局は負担が大きくなってしまうこともありえるのです。
「いつまで」「何(誰)のため」「どれだけ」をしっかりと考えた見直しが必要なのです。